最近は新型のiPhoneが発売されると、まず注目されるのが”金額”になりましたね。
iPhoneは本体のストレージ容量が初期のiPhone3Gの頃は8GBでしたが、今のiPhone14シリーズは最小の容量でも128GBと、その差は16倍!
このように、カメラ性能以外でも原価がかかっている事がわかります。しかし高い、
昔は機種変更をする時には近所のキャリアショップ(ソフトバンクショップなど)へ行き、カウンターで手続きをしましたが、時代も変わり、今はショップ以外でも機種変更をする事ができるようになりました。
今日は従来の、キャリアショップで機種変更した時と、SIMフリーのiPhoneを購入した場合とで比較検討していきます。
わかりやすく比較する為、今回はiPhone14の最小容量の128GBモデル(以降、14と表記)とiPhone seの第3世代の最小容量である64GBモデル(以降、se3と表記)で比べていきます。
4大キャリアの本体代金を比較!
まずは14での4大キャリアの金額を見てみましょう!
キャリア | 総額(分割金額×回数) | 購入サポート適用時:総額(分割金額×回数) |
ドコモ | 138,930円(3,859円×36回) | 69,690円(3,030円×23回)+14返却 |
au | 140,640円(3,906円×36回) | 66,260円(2,900円+2880円×22回)+14返却 |
SB | 140,400円(2,925円×48回) | 70,200円(2,925円×24回)+14返却 |
楽天 | 120,910円(5,037円×24回) | 60,432円(2518円×24回)+14返却 |
次にse3を見ていきましょう
キャリア | 総額(分割金額×回数) | 購入サポート適用時:総額(分割金額×回数) |
ドコモ | 73,370円(2,038円×36回) | 35,640円(1,640円×23回)+se3返却 |
au | 70,935円(1,970円×36回) | 32,975円(1,445円+1,425円×22回)+se3返却 |
SB | 73,440円(1,530円×48回) | 36,720円(1,530円×24回)+se3返却 |
楽天 | 62,800円(2,616円×24回) | 31,392円(1,308円×24回)+se3返却 |
購入サポートとは、2年後に14を返却する事で受けられる割引です。返却時に査定があり、基準を満たせば返却により割引が受けられます。細かい査定基準などは省きます。キャリアのホームページを参照にしてください。
このサービスを使うと大体半額くらいで新しい機種を使う事ができます。このくらいの金額ならあまり高額に感じませんね。しかし、2年後に別の機種に変更する事が前提なので14やse3の本体代の負担は軽減されても、新しい機種代の負担はかかるので、必ずしもお得とは言えないと思います。
この購入サポートはキャリアによって呼び方が違います。
ドコモ:いつでもカエドキプログラム
au :スマホトクするプログラム
SB :新トクするサポート
楽天 :iPhoneアップグレードプログラム
わかりにくので「購入サポート」と書くことにしました。言い方を統一してほしいですね。
各キャリアの14の金額ですが楽天が最安で他は2,000円弱の範囲です。楽天のみ24回の支払い回数なので分割金額が高いですが、48回払いもできます。その場合は購入サポートの加入がセットになります。
se3も最安は楽天、他は2,000~3,000円の範囲ですね。
今はどのキャリアも、 iPhone含めスマホや携帯電話は2021年10月以降に新たに発売された機種はSIMのロックは解除されてます。そしてキャリアでもスマホ端末の単体販売は行っております。直接ショップへ行くよりもオンラインショップで購入した方が抵抗は少ないかもしれません。
なので、例えばソフトバンクの契約者でも楽天のオンラインショップまたは楽天市場で14やse3を購入し、使う事もできます。
キャリアで機種変更するメリットですが、
○店員が対面で開封、スマホ本体の中に入っているSIMカードを差し替えてくれる
○契約内容の見直しや使い方の説明、初期不良の対応などトータルでのサポートが受けられる
○機種代を分割払いにすると店頭での支払い、お金の準備がいらない、全て引き落としとなる
○今の手元資金が少なくても購入サポートで新しい機種へ変える事ができる
と言ったところでしょうか。他にもキャリアは自宅の電気や固定回線、海外渡航時のサポートなど幅広く対応してますので、何かと安心感があります。
デメリットは
○機種代が高い
○購入サポートが2年後の機種変更を前提としての割引となるので、2年後に新たな機種代がかかる
○月々の料金プランが他の格安SIM事業者より高額
と言った感じです。昔は機種変更時はデータの移行もショップでやってもらっていましたが、今はiPhoneからiPhoneの機種変更ならiPhone同士を近づけると簡単にデータや本体の設定が移行できるようになりました。この点ではキャリアショップに行って機種変更するメリットは無いと思います。
SIMフリーの金額は?
SIMフリーのiPhoneの新品はApple Storeで購入できます
比較表はさっきの4キャリアの表にApple Storeの価格を入れました
キャリア | 総額(分割金額×回数) | 購入サポート適用時:総額(分割金額×回数) |
ドコモ | 138,930円(3,859円×36回) | 69,690円(3,030円×23回)+14返却 |
au | 140,640円(3,906円×36回) | 66,260円(2,900円+2880円×22回)+14返却 |
SB | 140,400円(2,925円×48回) | 70,200円(2,925円×24回)+14返却 |
楽天 | 120,910円(5,037円×24回) | 60,432円(2518円×24回)+14返却 |
Apple | 119,800円 | なし |
これだと最安はアップルになります。楽天との価格差は1,000円ほど。楽天のクレジットカードを持っていてポイント還元率が高い人だと、これくらいの価格差なら楽天で買った方がいいかもしれません。
楽天カードがない人はApple Storeでの購入がオススメです。
Apple StoreなどのSIMフリー端末を自分で購入するメリットは
○本体価格がキャリアよりも安い
○楽天市場やAmazonなどで購入すればポイントの還元ももらえる
○料金プランはキャリア以外でも良いので、格安SIMで契約し月々の料金を抑えられる
○2年や3年などの支払い回数や返却の縛りがないので長く使う事もできるし、好きな機種を自分のタイミングで変える事ができる
逆にデメリットは
○購入からデータ移行、初期不良の対応などは全て自分で行う必要がある
○オンライン購入の場合、実機とホームページに掲載されている色の感じが微妙に違う事がある
などがあると思います。
結局、どっちが安くなるの?
いろいろ見てきましたが、結局どっちがいいのか?比較したいと思います。
ここでは iPhone14をドコモ、楽天で購入し回線契約も同じキャリアで無制限プランを契約しているケースと、 iPhone14をApple Storeで購入し、格安SIMのHISモバイルの20GBの契約をしたケースで比較していくと、どうなるか見ていきましょう!
ちなみに割引やキャンペーンは適用しないものとしました。複雑になるので
キャリア | 14の総額(分割金額×回数) | 料金プラン | 3年間の総額 |
ドコモ | 138,930円(3,859円×36回) | 5Gギガホプレミア 7,315円/月 | 402,270円 |
楽天 | 120,910円(5,037円×24回) | Rakuten UN-LIMIT 3,278円/月 | 238,918円 |
SIMフリー | Apple Store 119,800円 | HISモバイル 2,190円/月 | 198,640円 |
ご覧の通りですが、最安はApple StoreでSIM iPhoneを購入し、HISモバイルで回線契約したケースです。ドコモと比べると20万円以上の価格差になります。こう見ると端末代よりも月々のプラン代の影響が大きいですね。
ちなみに楽天は他のブログでも取り上げてますが、プラチナバンドが割り当てられていないので屋内の通話には不安があります。楽天でも十分安く感じますがこういった事は考慮する必要がありそうです。
最後に
スマホの機種変更も時代が変わり、他のキャリアでの単体販売やSIMフリーという選択肢もあります。
本体代は高くなっていますが選択肢の中から、最も自分に合った販路で購入するようにしましょう。
また、回線の契約もキャリアよりも格安SIMという選択肢もあるので。こちらも是非検討してみましょう。毎月かかるのもなので節約効果は大きいです。
過去のブログにも格安SIMの紹介をしているので、読んでみてください!
次回は各キャリアやAmazonで提供している、整備済み品 iPhoneとの比較をしていきたいと思います。Appleも整備済み品を提供しているようですが、 なぜかiPhoneはありません。
ではまたお会いしましょう!
コメント