【サービス解説】固定電話の未来ってどうなるの？

みなさんおはようございます❗️

GWは何処か行かれましたか？僕は埼玉に帰省してました。今は湯河原町という神奈川県の町に住んでます。今日は固定電話の未来について情報発信していきます❗️

2024年固定電話は終了するの？
固定電話が電話できる仕組み
各会社の取り組み

2024年固定電話は終了するの？
固定電話が電話できる仕組み
各会社の取り組み

2024年固定電話は終了するの？

2024年1月にNTTの局内設備の切り替えがあります。局内での工事なので利用者は何もしなくても大丈夫です。また、今の電話番号はそのまま使えます。2024年以降も固定電話は今まで通り利用できます。ですので固定電話は終了しません。

簡潔にいうと複雑な通話料金のプランは廃止となり、料金は値下がりし、提供していたサービスで一部終了となるものがあります。

・通話料金は変更があります。今までは距離や時間帯によって変動がありましたが、今後は全国一律9.35円/3分となります。下に従来と今後の料金の表を載せておきます。良い事ですね❗️❗️

これが、こうなる

また、提供を終了するサービスもあります。マイラインや短縮ダイヤル、キャッチホン・ディスプレイなどです。詳細はNTT東日本のホームページに記載がありますが、固定電話ってこんなに色んなサービスを提供していたのかと驚きました。下にNTT東日本の公式サイトを貼っておくので確認して見てください。

https://web116.jp/2024ikou/service.html

固定電話が電話できる仕組み

そもそも固定電話が繋がる仕組みとはどのようなものなのでしょうか？ここでは簡単に説明をしたいと思います。

例えば、AさんからBさんに電話をかける時を想定します。

①Aさんが発信する

②電話番号からどこの交換機を経由するか自動で判断する（Aさんの加入者交換機→中継交換機）

③Bさんの加入者交換機→Bさんの固定電話へ着信する

④Aさんの固定電話では発信音、Bさんの固定電話では着信音が鳴る

大まかな仕組みはこんな感じです。今回の工事は加入者交換機や中継交換機を廃止し、ひかり電話で用いられているIP網へと切り替える工事です。上記設備の維持が2025年に限界をむかえるためです。

各会社の取り組み

総務省による発表では2019年時点で固定電話の加入者数は5367万あります。2008年からは500万ほど減少しており、今後もこの傾向は続くと思われます。

最近では携帯キャリアのドコモやソフトバンクでも固定電話のサービスを行なっており、この章では従来の固定電話と携帯キャリアの提供する固定電話の料金を比較してきたいと思います。あと、追加としてひかり電話も合わせて表にまとめました。

	従来の固定電話	ドコモ home電話	ソフトバンクおうち電話	ひかり電話
基本料金	1595円〜1870円	1078円	1078円	550円
通話料（固定電話宛）	9.35円/3分	8.8円/3分	8.8円/3分	8.8円/3分
通話料（携帯電話）	17.6円/分	17.6円/分	17.6円/分	17.6円/分

ドコモとソフトバンクは料金は同じです。違いはドコモは家族グループを組む家族宛の通話が無料。ソフトバンクはホワイトコール24という無料のオプションに加入することでソフトバンク宛の通話が無料（家族問わず）となるところです。　　またひかり電話は基本料が最安ですが、フレッツ光の加入がセットなのでインターネットの契約料は別途かかります。2社はキャンペーンもやっていますので適用することで基本料が550円となります。

従来の固定電話と各社が提供している固定電話の違いについてお話しします。従来の固定電話は物理的に電話線と繋がっております。自宅の電話から電話線を通して加入者交換機という施設へ繋がり、中継交換機→相手先の加入者交換機を経て相手先の電話機へと接続していました。

各社が提供している固定電話はIP（Internet Protocol：インターネットプロトコル）を利用した通信手段を用いてます。インターネットプロトコルとは通信を行う上での統一された規格を指します。ここでは簡単にインターネット通信だと考えてください。

このIP技術を用いた電話をIP電話と言います。従来の固定電話との違いは自宅の電話から加入者交換機までは同じですが、加入者交換機からはインターネット通信を用いて相手の加入者交換機へと繋いでいます。これを『メタルIP網』と言います。　中継交換機の維持が加入者の減少で限界を迎えつつあり、NTTはこのメタルIP網への転換を進めることになりました。ただ、固定電話と繋がっているメタル線もいずれ限界を迎えるため、一時的な対応になります。

注意点をお話しします。それは詐欺や勧誘に引っかからないことです。不安をあおって電話機を購入させたり、ネットも一緒に契約させようとする業者は一部ですがいます。この記事を読んでいる人は大丈夫だと思いますが、実家のご両親など、固定電話をお持ちの高齢者などはターゲットとなる可能性があります。これをお読みになった方でそういう可能性がご家族にいらっしゃったら教えてあげてください。

今回は以上です。ではまた！